ラーゼフォンの感想

suzaku20032006-04-01

第6楽章

消滅都市

北海道・函館市で謎のオーロラ現象により、地面の一部が沈下し消滅する怪現象が発生した。その跡はMUの紋章を描いている。それはキムの両親を殺したのと同じドーレムの仕業だった。父母が残した想い出のオルゴールに聞き入っていたキムは、ドーレムが声紋と同じパターンを描きながら移動していることを突き止める。綾人はラーゼフォンに乗りたくないとキムに言ったが、キムは、ラーゼフォンに乗れるのはあなただけなんだからと言った。TERRAとラーゼフォン待ち伏せ作戦が始まった。出撃する前、綾人は、ラーゼフォンに乗ることにした。キムは綾人に、何故乗る気になったか聞くと、綾人は、やれる事はやってみると言う理由だった。だがラーゼフォンは地面に埋没させられ、苦戦を強いられる。綾人が完全に沈みそうになった時、美嶋の幻が見えて、ドーレムを倒した。


第7楽章

集まる日


根来島における弐神記者の独占取材が始まった。
一方、エルフィ以下4人のパイロットがTERRA航空団アルファ小隊として着任し、地球連合からは一色が監察官として送り込まれてきた。ラーゼフォンへの搭乗を続ける綾人は、迫る巨大なドーレムを迎撃し、D1アリアに苦しむエルフィを救った。それと引き替えにラーゼフォンは、プラズマ発生雲に覆われて電撃を受けてしまう。異常高温に包まれた奏者の座で苦しむ綾人が見たものは東京ジュピターだった。それを見た綾人は、ラーゼフォンの手が光出し、強い光をD1アリアにぶつけて倒した。


第8楽章

凍る聖夜


如月樹は撃破したドーレムの残骸を調査する。ドーレムの残骸の中に固体の結晶があった。
綾人達は、海で休息していた。恵は綾人に一番気にしている身体の模様について聞いてきたが、綾人は恵にまだしこりあるの?と聞いて、恵は綾人におもいっきり殴った。
時を同じくして南国のはずの根来島に雪が降り始め、やがて猛吹雪となっていった。七森は樹からプレゼントされたペンダントの結晶に取りつかれ、ドーレムと同化して全長500mの氷樹と化す。この異常寒波もドーレムの仕業だったのだ。出撃したラーゼフォンの中で寒さに身を震わせる綾人。そのとき、奏者の座にまたも玲香が現れ、そっと綾人の手を触れて、手袋が出てきて、戦闘が出来る状態になった。綾人は、ラーゼフォンから光の剣を出して、七森を救い、ドーレムを倒した。


第9楽章

時の祠


ドーレムの影響で異常気象の続く根来島は、やがて暑い正月を迎えた。海で玲香らしい人影を見た綾人は、久遠と共に石柱に囲まれた祠の中へ入り、そのまま失踪してしまった。綾人を捜す遙に、弐神は意外な事実を告げる。その祠は、38年前に2人の女の子が「逆神隠し(さかかみかくし)」として突如出現した場所なのだという。
一週間が経過し、綾人たちの捜索は打ちきられようとしていた。その頃綾人は祠の中で東京を目撃した。久遠は玲香と出会っていた…。


第10楽章

追憶のソナタ


綾人の戦いには迷いが無くなり、ラーゼフォンはα小隊と連携してドーレムを苦もなく倒せるようになっていた。
そんなある日、功刀司令は私用で1日留守をすることになった。それは彼の特別な日だという。久遠は功刀のところにあった楽譜でバイオリン・ソナタを無心に弾く。だが、どうしても何かが足りない。功刀は弐神に取材を迫られ、MUが突如襲来した日のことを思い出していた。運命のその日、彼は当時の上官と激しい議論をしていた…。綾人と恵は功刀司令を目撃し、リスのプレゼントをした。夕方、功刀司令は娘の墓に来て、久遠が美しいメロディを弾いた。

第11楽章

虚邪回路


東京湾沖でドーレムの歌声を受けたラーゼフォンは、活動停止に追い込まれてしまう。
気がつくと、綾人は吉祥寺の雑踏の中にいた。東京に戻ったのか…。だが、浩子と守に再会した綾人は、ひどい違和感を感じて街の中を逃げまどう。いるはずのない遙とジャズ・カフェで会話をしても、神名家で母と食事をしても、綾人は壊れた感覚から逃れられない。ドーレムの心理攻撃なのか…綾人は美嶋と会い、帰る方法を教えてくれた。そして、綾人は、ドーレムを倒した。

第12楽章

黒い卵


眠り続ける如月久遠には、変化の時が近づいていた。察したバーベム財団のヘレナは、調査チームを差し向ける。だが、久遠はライフモジュール無しでベッドを離れ、失踪してしまった。久遠は美嶋玲香に巡りあった後、綾人に対して「見つけたの……私の」と謎の言葉を告げる。
東シナ海に出現したドーレムを迎撃に出動するラーゼフォンと綾人。だがその戦闘中に、久遠がコクピットの中に出現し、綾人の手を取ろうとするのだった…。 久遠は黒い卵を触ろうとしたが、バリアが張っていて、久遠は倒れてしまった。そして、久遠は意識を取り戻した。


第13楽章

人間標本第1号


綾人は遙に意識し始めた。人間標本とはTOKYO JUPITERからレスキューされた者を指す。だが、七森独自の調査ではその第1号登録はMU出現のはるか昔、1989年だという。
そう告げられた遙は、MU襲来の日や、如月樹との大学時代を思い出していた。何事か思いいたった遙は、時の祠へ出かける。そこで弐神が提供しようと申し出たのは、人間標本第1号のカルテであった。如月邸でバイオリンを弾く久遠、聴きいる綾人。
二人の前で、遙と樹の時間が動き始める。樹が遙にキスをしている場所を綾人に見られてしまった。そして、綾人は立ち去ってしまった。綾人は、ラーゼフォンに乗り、光の矢でドーレムを倒した。綾人と遙はギクシャクになってしまった。


第14楽章

鏡の中の少年


久遠はついに覚醒した──それはヘレナ・バーベムの知るところとなり、財団への移管が決定され
た。
エルフィは配備されたばかりの新戦力ヴァーミリオンのテストを行っていた。だが、八雲とエルフィの言い争いを立ち聞きした綾人は、ついに自分にムーリアン反応があることを知ってしまう。そのときドーレムが襲来し、D1警報が発令される。迷いのまっただ中にいる綾人に代わってヴァーミリオンで迎撃に出たエルフィだったがやられていた。ラーゼフォンヴァーミリオンを助けた綾人。だが、ミルフィは、怒っていた。D1の結界で、壊そうとすると、自分にダメージが返ってきてしまう。ラーゼフォンの中に美嶋が現れた。美嶋はヴァーミリオンに向かって、光の矢を向けたて打った。ヴァーミリオンは必殺技を出しD1を倒した。エルフィはラーゼフォンがいなくても戦えると言って、綾人は、ムカついていた。そして、綾人は自分の鏡を手で壊した。